妊娠前後に葉酸が必要なのはなぜ?期待できる効果と摂取量の目安

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葉酸は、妊婦にとって大事な栄養素です。サプリメントや栄養補助食品もさまざまな製品が売られています。しかし、本当に必要なのか、どんな効果があるのかよく分からないからと飲んでいない方もいるかもしれません。この記事では、妊活中・妊娠中に葉酸が必要な理由、期待できる効果、必要な摂取量について解説します。

葉酸って何

葉酸は、男女とも全ての世代に必要な栄養素です。その中で妊婦に特に必要といわれるのはなぜでしょうか。それは、葉酸が胎児の成長に関わっているからです。妊娠中はもちろん、妊活中から摂取しておきたい栄養素です。葉酸の働きと、妊娠期別の必要量を把握しておきましょう。

葉酸とは

水溶性のビタミンであるビタミンB群の一種です。体内でDNAやたんぱく質の合成を助けています。また、ビタミンB12とともに、赤血球の合成にも関わっています。さらに、動脈硬化や脳卒中の発症を防ぐことも知られています。

葉酸が欠乏すると赤血球が正常に作られなくなり、巨赤芽球性貧血を引き起こします1)

「日本人の食事摂取基準(2020年版)」1)では、1日に必要な「推奨量」が全ての年代に定められています。

なぜ妊娠に葉酸が重要なのか

妊娠初期は胎児の細胞増殖が盛んな時期です2)。細胞分裂によって新しい細胞が生まれるには、細胞の中にあるDNAが正確に複製される必要があります。葉酸はDNAの合成に関わることから、正常な細胞を増殖させるために大切な栄養素です。そのため、妊娠初期は特に葉酸を多く摂取することが望ましいとされています。

また、妊娠中期・後期では葉酸の分解や排泄が進みやすくなっています。妊娠初期ほどではありませんが、非妊娠時よりは多くの量が必要になります1)

神経管閉鎖障害の予防

神経管閉鎖障害とは、妊娠初期に起こる先天性異常のひとつです。脳や脊髄のもととなる神経管がうまく作られないことで起こります。

神経管の上部で閉鎖障害が発生すると、脳が十分に作られない「無脳症」となり、流産や死産の可能性が高くなります。

一方、神経管の下部で発生すると「二分脊椎」となります。本来は背骨の中にある神経が外に出てしまい、癒着や損傷が起こることで神経障害を発症します。症状としては足の麻痺や変形、運動障害、排泄障害などがみられます。障害の程度には個人差があります4)

生まれたときに腰部の中央に腫瘤があるケースが最も多く起こります5)

日本国内での神経管閉鎖障害の発生率は、出生1万人に対して6人程度で推移しており、減少傾向は認められていません。妊娠初期に葉酸の摂取量が不足すると、胎児の神経管閉鎖障害の発症リスクが高まるといわれています。

神経管は受胎後およそ28日で作られます。この期間は妊娠に気づかないうちに過ぎてしまうことも多いです。そのため、妊娠に気づく前の段階から葉酸を意識してとることで、神経管閉鎖障害を予防する効果が期待できます2)

ダウン症の予防に繋がるかも

葉酸の摂取がダウン症の発症を予防する効果があるかは、まだ科学的に証明されていません。

一方、神経管閉鎖障害の子どもを出産した経験がある女性は、そうでない女性に比べダウン症の子どもを妊娠する頻度が高かったという研究結果があります。また、ダウン症の子どもを出産した女性は、神経管閉鎖障害の子どもを妊娠するリスクが高いとも報告されています6)

このことから、葉酸の摂取量が胎児のダウン症発症リスクと関連している可能性も考えられます。今後研究が進むことが期待されます。

サプリは必要?飲んでいないとどうなる?

厚生労働省によると、妊娠を計画している女性はサプリメントや栄養補助食品から葉酸を摂取することが望ましいとされています。妊娠の可能性がある女性、妊娠初期の妊婦についても同様です1)。

サプリメントなどに含まれる「プテロイドモノグルタミン酸」は、通常の食品に含まれる葉酸(ポリグルタミン酸型)より体内で効率よく利用されます。サプリメントを飲んでいないと、プテロイドモノグルタミン酸をとることはできません。

神経管閉鎖障害を予防するには、葉酸のサプリメントまたは栄養補助食品を妊娠のおよそ1ヶ月以上前から妊娠3ヶ月まで摂取することが勧められています5)

ただし、サプリメントや栄養補助食品を使用すれば必ず神経管閉鎖障害が起こらないというわけではありません。神経管閉鎖障害の発症は、遺伝を含めたさまざまな要因が関わって起こっているためです5)

また、サプリメントでは過剰摂取による健康被害の危険もあります。葉酸のとりすぎは、神経症状の発症・悪化を引き起こすといわれています。

食事だけでは過剰症がみられるほど大量にとることは難しいですが、サプリメントではとりすぎによって耐容上限量を超える可能性があります。

サプリメントや栄養補助食品は、1日の摂取目安量を守って使用しましょう。また、複数の製品を併用する場合は耐容上限量を超えないように注意が必要です。

なお、サプリメントで葉酸を摂取しているからといって、食事から葉酸をとらなくていいということもありません。

赤血球やたんぱく質、DNAを合成するには、ビタミンB6やビタミンB12などの栄養素も必要です1)。葉酸の摂取だけでなく、さまざまな食品を取り入れたバランスの良い食事も合わせて心がけましょう。

葉酸サプリをいつ飲めばいい?

ここまでお伝えしてきたように、妊娠中は葉酸を摂取する必要があります。サプリメントで補う場合、いつからいつまで飲めばよいでしょうか。また、飲むのに適した時間帯はあるでしょうか。ここでは、葉酸のサプリメントを飲むタイミングについて解説します。

葉酸サプリはいつから飲めばいい?

葉酸のサプリメントは、妊活を始めたら早めに飲むようにしましょう。

神経管閉鎖障害を予防するために特に葉酸が必要なのは、妊娠1ヶ月前から3ヶ月後5)の間です。妊娠はいつ起こるか分からず、妊娠したとしてもすぐに気づくとは限りません。特に、神経管ができる受胎後28日頃3)は、妊娠に気づいていない場合がほとんどです。

そのため、妊娠を計画している段階からサプリメントの摂取を始めることが大切です。

葉酸サプリを飲むタイミングは?

サプリメントは医薬品ではないため、飲むタイミングは特に決められていません。毎日忘れずに摂取できるよう、ライフスタイルに合わせて飲みやすい時間帯を決めて飲むのがおすすめです。

できれば一度にまとめてとるより、朝・夜など1日2~3回に分けると効率よく摂取できます。。葉酸は水溶性ビタミンの一種で、一度にとりすぎると過剰分は尿中に排出されてしまうためです。

葉酸サプリはいつまで飲めばいい?

葉酸は神経管閉鎖障害を予防するだけでなく、赤血球を作るためにも必要な栄養素です。また、授乳中は母乳に含まれる分の葉酸も摂取する必要があります。

サプリメントからの葉酸摂取が推奨されているのは、特に葉酸が必要な時期である妊娠前~妊娠初期の間です。

サプリメント中の葉酸は、通常の食品中の葉酸(ポリグルタミン酸)と異なり、より体内で効率よく使用できる「プテロイルモノグルタミン酸」と呼ばれる成分です。

厚生労働省では、妊娠計画中から妊娠初期までの女性は、1日に葉酸を食事中から240μg、サプリメントや栄養補助食品から400μg摂取することを推奨しています。

このことから、妊娠初期にあたる妊娠13週まではサプリメントの摂取が望まれます

また、妊娠中期~後期の葉酸摂取の推奨量は480μg、授乳中の推奨量は340μgです。これはいずれも食品からとることを想定されていますが、不足を防ぐためにサプリメントで補うのもよいでしょう。

葉酸の必要量はどのくらい?

葉酸は人の体に必要な栄養素ですが、とりすぎると健康に悪影響はあるのでしょうか。また、1日にどのくらい摂取すればよいのでしょうか。ここでは、葉酸の1日の必要量や上限についてご紹介します。

1日の必要量はどのくらい?

「日本人の食事摂取基準(2020年版)」1)では、18歳以上の推奨量は男女とも1日240μgとされています。妊娠中期~後期の妊婦には付加量が設定されており、1日の推奨量は480μg、授乳期では340μgです。
これらの基準は、通常の食品に含まれる葉酸(ポリグルタミン酸型)をとることを想定して設定された値です。

さらに、妊娠を計画している女性、妊娠の可能性がある女性、妊娠初期の妊婦は、サプリメントや栄養補助食品に含まれる葉酸(プテロイルモノグルタミン酸)を400μg摂取することが推奨されています。

女性の葉酸摂取の推奨量1

 

12歳以上

妊娠計画中

妊娠の可能性あり

妊娠初期

妊娠中期

妊娠後期

授乳期

通常の食品中の葉酸

240μg

240μg

480μg

340μg

サプリメント・栄養補助食品に含まれる葉酸

400μg

なお、2019(令和元)年の国民健康・栄養調査7)によると、20歳以上における1日当たりの葉酸摂取量は男性で平均310μg、女性で平均295μgです。このことから、妊婦・授乳婦以外の推奨量は満たしているといえます。

ただし、若い世代ほど摂取量が少なくなっています。年代別の平均摂取量を見ると、20代では226μg、30代では233μgであり、推奨量にわずかに足りていません。

また妊婦の平均摂取量は243μg、授乳婦では220μgです。妊娠・授乳期には葉酸の摂取量を増やすことが望ましいですが、実際は増えていないことが分かります。

葉酸の摂取量に上限はある?

日本人の食事摂取基準(2020年版)では「耐容上限量」が定められています。この値は、毎日とり続けても健康被害が起こらない摂取量の上限です。男女ともに、30~64歳では1,000μg、それ以外の年代では900μgと設定されています1)

葉酸の過剰摂取は、神経症状の発症・悪化を引き起こすとされています1)

食事から葉酸をとりすぎて健康被害が起こることはほぼ考えられません。しかし、サプリメントや栄養補助食品を使用した場合、とりすぎると耐容上限量を超える可能性があります。商品に記載された1日の摂取目安量を守り、過剰摂取に注意して使用しましょう。

葉酸はどうやったら摂取できる?

葉酸は、通常の食品からとることができます。さらに、妊娠前~妊娠初期の間はサプリメントや栄養補助食品からも摂取が必要です。ここでは、葉酸を食品やサプリメントからどのように摂取すればよいか解説します。

葉酸を多く含む食べ物は?

葉酸は、野菜に多く含まれます。特に多く含まれるのは、枝豆や、緑黄色野菜と言われる色の濃い野菜です。緑黄色野菜には、鉄を多く含むものもあるため、貧血の予防にも役立ちます。

野菜の摂取量は1日350gが目標とされています8)。これは料理でいうと、小鉢5皿程度に相当します。

一方、20歳以上の女性における野菜摂取量の平均値は1日273.6g7)です。特に20代では212.1g、30代では223.2gと、他の年代に比べて少なくなっています。1日にあと小鉢1~2皿分の野菜を増やせるよう意識してみましょう。

葉酸は水溶性であるため、ゆでるとゆで汁に溶けだし量が減ってしまいます。葉酸をより多くとりたい場合は、生で食べるとよいでしょう。ただし、生野菜はかさばってしまい、たくさん食べられないのが難点です。その場合は、スープにしてゆで汁ごととるのもおすすめです。

料理の手間を増やさないよう、市販のカット野菜や冷凍野菜を使用するのもよいでしょう。また、コンビニやスーパーでもサラダや野菜の一品料理が増えてきています。上手に活用し、日頃の食事に野菜を少しでもプラスしてみましょう。

葉酸の多い野菜(可食部100g当たり)9)

食品名

葉酸

(μg)

(mg)

枝豆

320

2.7

めキャベツ

240

1.0

ブロッコリー

220

1.3

ほうれんそう

210

2.0

アスパラガス

190

0.7

春菊

190

1.7

水菜

140

2.1

豆苗

120

0.8

オクラ

110

0.5

小松菜

110

2.8

また、レバーにも葉酸と鉄が多く含まれます。

ただし、レバーにはビタミンAも多く含まれています。ビタミンAをとりすぎると、急性症状として腹痛や嘔吐、めまいを引き起こします。

また慢性の中毒症状として知られているのは、関節や骨の痛み、皮膚の乾燥、食欲低下、肝障害などです。さらに3,000μgを超える摂取では、胎児の奇形を引き起こす可能性があるとされています10)

毎日摂取しても問題がないとされるビタミンAの上限量は、18歳以上の男女ともに2,700μgです1)。鶏または豚のレバー串1本(30g)でこの量を超えてしまうため、毎日食べることは控えましょう。多くても週1回程度とするのがおすすめです。

また、ビタミンAを含むサプリメントを合わせてとらないよう注意しましょう。

レバーに含まれる栄養素(可食部30g当たり)9)

食品名

葉酸

(μg)

(mg)

ビタミンA

(μgRAE)

鶏レバー

390

2.7

4200

牛レバー

300

1.2

330

豚レバー

240

3.9

3900

市販のサプリメントや栄養補助食品を活用しよう

妊娠前~妊娠初期の女性、また妊娠中期以降で食事から葉酸を十分にとれない場合は、市販のサプリメントや栄養補助食品を活用して葉酸をとりましょう。サプリメントは薬局やドラッグストア、ネット通販などで入手できます。

サプリメントや栄養補助食品を使用する場合は、1日の目安量を守りましょう。葉酸の含有量を確認し、耐容上限量を超えないように注意が必要です。また、薬や他のサプリメントと併用する場合は薬剤師に相談しましょう。

葉酸サプリのおすすめ

妊娠初期までサプリメントからの摂取が推奨されている葉酸ですが、どの商品を選べばよいでしょうか。サプリを選ぶポイントとおすすめ商品をご紹介します。

葉酸サプリを選ぶポイント

葉酸のサプリを選ぶポイントは、以下の4点です。

①葉酸の量

まず、サプリに含まれる葉酸の量を確認して選ぶとよいでしょう。特に妊娠前~妊娠初期までは、厚生労働省が推奨する量である1日400μg以上を摂取できるものを選びましょう。また、食品に含まれる葉酸であるポリグルタミン酸型ではなく、体内で効率よく使われるモノグルタミン酸型が配合されたものがおすすめです。

②他に含まれる栄養素

葉酸だけでなく、妊娠期に多くとることが推奨されている他の栄養素も含むものを選ぶとよりよいでしょう。妊娠期に付加量が設定されている栄養素は以下のとおりです。

  • 30代妊婦
  • たんぱく質(中期~後期)
  • ビタミンA(後期)
  • ビタミンB1
  • ビタミンB2
  • ビタミンB6
  • ビタミンB12
  • 葉酸
  • ビタミンC
  • マグネシウム
  • 亜鉛
  • ヨウ素
  • セレン

この中で、特に不足しているのは鉄です。妊娠中は胎児の血液やさい帯・胎盤を作るため、鉄の必要量が増加します。妊娠初期では1日当たり8mg、妊娠中期~後期では16mgの鉄の摂取が推奨されています1)

しかし、2019(令和元)年の国民健康・栄養調査では、妊婦の平均摂取量は1日6.7mgです7)。大きく足りていないため、葉酸と合わせて鉄も摂取するとよいでしょう。また、カルシウムも意識してとりたい栄養素です。

食事摂取基準では、カルシウムについて妊娠時の付加量は設定されていません。ただし、カルシウムは日本人には常に不足しがちな栄養素です。

成人女性の推奨量は650mg1)ですが、妊婦の平均摂取量は456mg7)と、約220mgのカルシウムが不足しています。これは牛乳コップ1杯(200g)に含まれるカルシウムの量に相当します9)。食事から摂取するのが難しい場合は、葉酸や鉄と合わせてサプリからとるのも一つの手段です。

③安全性

サプリを製造する上では、原料である栄養素の粉を固めるために「賦形剤」と呼ばれえる添加物が欠かせません。

日本で使用が許可されている添加物は、不純物などの含量に規格が設けられ、安全性が確保された上で使用されています。また使用量も、体に害のない範囲内に制限されています11)。さらに、使われている添加物を全て表示するルールもあります12)

ただし、海外で製造された製品など、添加物の表示がないものもあります。原材料表示がないものを選ぶのは避けることをおすすめします。また、添加物の摂取を抑えたい場合は、着色料や香料、甘味料など、賦形剤以外の添加物が使用されていないサプリを選ぶようにしましょう。

④価格

葉酸サプリは妊活中から妊娠初期まで、少なくとも4ヶ月以上飲む必要があります。そのため、買い続けられる価格であることも大切です。

ここからは、葉酸サプリのおすすめ商品をご紹介します。今回は通常価格で比較していますが、初回限定価格や定期購入などによる割引が設定されている商品が多くあります。気になる商品のサイトをチェックしてみましょう。

妊娠中に特化した栄養をとりたい人向け

プレミン®

https://premin.shop/lp/

葉酸400μg、ヘム鉄5㎎、カルシウム230㎎を始め、14種類のビタミンとミネラルが配合されています。なお、葉酸はモノグルタミン酸型を採用しています。妊活中~妊娠初期に特化したサプリで、美容成分を配合せず、本当に必要な栄養成分だけを摂取できるのが特徴です。

また原材料の品質も追求し、原産国を全て開示しています。

さらに安全臨床試験を実施し、葉酸サプリとしては日本で初めて「大学病院医療情報ネットワーク」にも登録されています。アレルギー物質やヒ素、鉛、カフェインなどの検査も行い、安全性にこだわった商品です。産科婦人科をはじめとした各医師からも推奨されています。

含有成分

(1日4粒当たり)

  • 葉酸 400μg
  • カルシウム 230mg
  • ヘム鉄 5mg
  • マグネシウム 100mg
  • 亜鉛 3mg
  • ビタミンC 45mg
  • ビタミンD 7μg
  • ビタミンB1 1.3mg
  • ビタミンB2 1.5mg
  • ビタミンB6 1.3mg
  • ビタミンB12 2.8μg
  • パントテン酸 1.0mg
  • ナイアシン 3.5mg
  • ビオチン 50μg

参考価格(税込)

4,980(31日分124粒入り)

1日当たりの価格

160円

推奨期間

妊活中~妊娠初期

※妊娠中期~後期、授乳期にはそれぞれ別の商品ラインナップあり

メルミー葉酸サプリ

https://na-shop.jp/mereme/lp/

妊娠初期から産後まで対応したサプリです。葉酸(モノグルタミン酸型)400μg、非ヘム鉄とヘム鉄のブレンド鉄15㎎、カルシウム241㎎を始め、17種類のビタミン・ミネラル、n-3系脂肪酸(DHA、EPA)が配合されています。

カルシウム、ビタミンCについては厚生労働省の定める基準をクリアした「栄養機能食品」です。

産婦人科医と管理栄養士の2名が監修した商品です。定期便コースまたは6袋セットを購入すると、管理栄養士による食事・栄養指導が無料で受けられるサービスがあります。

含有成分

(1日4粒当たり)

  • 葉酸 400μg
  • カルシウム 241mg
  • 鉄 15mg
  • マグネシウム 136mg
  • 亜鉛 5.0mg
  • ビタミンC 130mg
  • ビタミンD 4.5μg
  • ビタミンB1 2.8mg
  • ビタミンB2 2.3mg
  • ビタミンB6 1.7mg
  • ビタミンB12 12.8μg
  • パントテン酸 21.6mg
  • ナイアシン 15.7mg
  • ビオチン 57.6μg
  • ビタミンE 22.5mg
  • 銅 0.5mg
  • n-3系脂肪酸 1.0mg

参考価格(税込)

6,580円(30日分120粒入り)

1日当たりの価格

219円

推奨期間

妊娠初期~授乳期

美容ケアもしたい人向け

ベルタ葉酸サプリ

https://belta.co.jp/goods/folate/

葉酸480㎍、非ヘム鉄23.2㎎、カルシウム264㎎を始めとしたビタミン13種類、ミネラル14種類、アミノ酸20種類、野菜23種類が摂取できます。また、コラーゲンやヒアルロン酸などの美容成分も5種類含まれているのが特徴です。。また、ラクトフェリンやDHA・EPAも配合されています。

葉酸は、モノグルタミン酸型の葉酸を酵母に取り込ませて発酵・培養した酵母葉酸を使用し、吸収率の向上を図っています。

ビタミン・ミネラル7種類(カルシウム、亜鉛、ビタミンB6、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンC、ビタミンB12)については、厚生労働省の基準に該当した栄養機能食品です。

購入者には出産経験のある担当スタッフが専任でつきます。さらに、管理栄養士、薬剤師、妊活アドバイザーなどがメールや電話でサポートを行います。

含有成分

(1日4粒当たり)

  • 葉酸 480μg
  • カルシウム 264mg
  • 亜鉛 10.0mg
  • ビタミンB6 3.34mg
  • ビタミンD 8.5μg
  • ビタミンE 6.5mg
  • ビタミンC 30.88mg
  • ビタミンB12 1.4μg 等

参考価格(税込)

5,980円(30日分120粒入り)

1日当たりの価格

199円

推奨期間

妊活中~授乳期

冷えも気になる人向け

mitas

https://brands.naturaltech.jp/mitas/lp/

葉酸(モノグルタミン酸型)400μg、ヘム鉄5㎎、カルシウム50㎎を始め、14種類のビタミン・ミネラル、DHA・EPA、乳酸菌が配合されています。不妊治療専門の医師が監修したサプリです。生姜や高麗人参などの和漢素材11種類も含まれ、妊活の大敵である冷えも対策できます。

含有成分

(1日4粒当たり)

  • 葉酸 400μg
  • カルシウム 50mg
  • ヘム鉄 5mg
  • マグネシウム 144mg
  • 亜鉛 3mg
  • ビタミンC 50mg
  • ビタミンD 25μg
  • ビタミンB1 1.36mg
  • ビタミンB2 1.52mg
  • ビタミンB6 0.64mg
  • ビタミンB12 2.88μg
  • パントテン酸 2.2mg
  • ナイアシン 1mg
  • ビタミンE 1.0mg
  • DHA/EPA 4mg
  • 乳酸菌16.56mg

参考価格(税込)

8,618円(30日分120粒入り)

1日当たりの価格

287円

推奨期間

妊活中

※妊娠期には別の商品ラインナップあり

費用を抑えたい人向け

Dear-Natura style 葉酸×鉄・カルシウム

https://www.dear-natura.com/yousan

葉酸480μg、鉄15㎎、カルシウム90㎎を始め、ビタミン6種、ミネラル2種と乳酸菌が配合されています。薬局やドラッグストアでも取扱いがあり、他のサプリと比較して安価に購入できます。

含有成分

(1日2粒当たり)

  • 葉酸 480μg
  • ビタミンB1 1.2mg
  • ビタミンB6 1.8mg
  • ビタミンB12 2.4μg
  • ビタミンC 100mg
  • ビタミンD 8.5~20.0μg
  • 鉄 15.0mg
  • カルシウム 90mg
  • 乳酸菌1億個

参考価格(税込)

1,254円(90日分180粒入り)

1日当たりの価格

14円

推奨期間

妊活中~授乳期

葉酸サプリ比較

その他、葉酸が含まれるサプリをご紹介します。

エレビット

https://www.elevit.jp/

葉酸を800μgと多く含むのが特徴です。そのほか鉄21.5mg、カルシウム125mgを始め、ビタミン12種類、ミネラル6種類を配合しています。製薬会社のバイエル薬品が開発したサプリです。妊活女性への臨床試験の結果、1ヶ月間の摂取で葉酸が充足することが明らかになっています。

含有成分

(1日3粒当たり)

  • 葉酸 800µg
  • ビタミンB1 1.3mg
  • ビタミンB2 1.5mg
  • ナイアシン 12mg
  • ビタミンB6 1.4mg
  • ビタミンB12 2.8µg
  • パントテン酸 5.0mg
  • ビオチン 50µg
  • ビタミンC 100mg
  • β-カロテン 7,200µg
  • ビタミンD 7.0µg
  • ビタミンE 6.5mg
  • カルシウム 125mg
  • マグネシウム 100mg
  • 鉄 21.5mg
  • 亜鉛 7.5mg
  • 銅 0.9mg
  • マンガン 1.0mg

参考価格(税込)

4,500円(30日分90粒入り)

1日当たりの価格

150円

推奨期間

妊活中~妊娠期

ママニック 葉酸サプリ

https://mamanic.jp/yousan/

葉酸(モノグルタミン酸)400μg、鉄15mg、カルシウム250mgを始め、ビタミン9種類、ミネラル11種類、アミノ酸3種類を配合しています。さらに、国産野菜8種類と美容成分8種類も含まれています。

原料の受け入れから製造・出荷まで一定の品質が保たれることを保証した「GMP認定工場」で製造されています。放射能試験や残留農薬試験も行われており、安全性に配慮された商品です。

含有成分

(1日4粒当たり)

  • 葉酸 400mg
  • 亜鉛 2.3mg
  • 鉄 15mg
  • カルシウム 250mg
  • ビタミンB1 1.1mg
  • ビタミンB2 1.1mg
  • ナイアシン 11.2mg
  • ビタミンB6 1.1mg
  • ビタミンB12 2.1µg
  • パントテン酸 6.9mg
  • ビオチン 28μg
  • ビタミンC 36mg
  • 銅 0.6mg
  • マグネシウム 40mg 等

参考価格(税込)

5,400円(31日分124粒入り)

1日当たりの価格

174円

推奨期間

妊活中~授乳期

ノコア インナーコア グローアップサプリメント 葉酸+DHA/EPA

https://nocor.jp/shopping/lp.php

葉酸(モノグルタミン酸型)480μg、非ヘム鉄10mg、カルシウム100mgを始め、ビタミン16種類、ミネラル16種類が配合されています。また、善玉菌をサポートするラクトフェリンや、n-3系脂肪酸のDHA・EPAが含まれています。

錠剤ではなくソフトカプセルなのが特徴です。GMP認定工場で製造されるなど、安全性にこだわって作られた商品です。

含有成分

(1日6粒当たり)

  • 葉酸 480μg
  • 鉄 10mg
  • カルシウム 100mg
  • DHA/EPA 300mg 等

参考価格(税込)

6,980円(14日分84粒入り×2袋)

1日当たりの価格

249円

推奨期間

妊活中~授乳期

ALOBABY 葉酸サプリ

https://www.alo-organic.com/shop/products/alo_121_1

葉酸(モノグルタミン酸型)400μg、鉄15mg、カルシウム230mgなど、ビタミン・ミネラルが14種類配合されています。さらに乳酸菌やDHAなど、胎児の発育をサポートする成分9種類、農薬フリーの国産野菜8種類、ぽかぽか成分である生姜粉末とヘスペリジンも摂取できます。

含有成分

(1日4粒当たり)

  • 葉酸 400μg
  • カルシウム 230㎎
  • 鉄 15㎎
  • 亜鉛 3.0㎎
  • 銅 1.0㎎
  • ビタミンC 41㎎
  • ビタミンB1 1.0㎎
  • ビタミンB2 1.0㎎
  • ビタミンB6 10.0㎎
  • ビタミンB12 1.0μg
  • ビタミンD 2.0μg
  • パントテン酸 2.2㎎
  • ナイアシン 5㎎
  • ビオチン 50μg 等

参考価格(税込)

5,378円(30日分120粒入り)

1日当たりの価格

179円

推奨期間

妊活中~

大塚製薬 ネイチャーメイド 葉酸

https://www.otsuka.co.jp/nmd/product/item_108/

葉酸400μgのみのシンプルなサプリです。価格も安く、手軽に葉酸だけを補いたい場合に適しています。他の栄養素も補いたい場合は、マルチビタミンとの組み合わせが推奨されています。

含有成分

(1日2粒当たり)

葉酸400μg

参考価格(税込)

734円(75日分150粒入り)

1日当たりの価格

10円

推奨期間

妊活中~妊娠

DHC 葉酸

https://www.dhc.co.jp/goods/goodsdetail.jsp?gCode=32020

葉酸400μgのほか、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12が配合されています。安価に複数のビタミンを補うことができます。

含有成分

(1日1粒当たり)

  • 葉酸400μg
  • ビタミンB2 1.3mg
  • ビタミンB6 1.7mg
  • ビタミンB12 2.5μg

参考価格(税込)

258円(30日分30粒入り)

1日当たりの価格

9円

推奨期間

妊活中~妊娠

ファンケル ママルラ 葉酸&鉄プラス

https://www.fancl.co.jp/healthy/mamalula/index.html

葉酸(モノグルタミン酸型)480μg、鉄8.0mg、カルシウム184mgを始め、10種類のビタミン・ミネラル、乳酸菌2種類を配合しています。使用する原材料から製品に至るまで、残留農薬検査、有害ミネラルなど安全性に関わる検査がされています。

含有成分

(1日4粒当たり)

  • 葉酸 480μg
  • 鉄 8.0mg
  • カルシウム 184mg
  • ビタミンD 3.0μg
  • ビタミンB1 0.5mg
  • ビタミンB2 0.49mg
  • ビタミンB6 0.42mg
  • ビタミンC 43mg
  • マグネシウム 106mg
  • 亜鉛 2.7mg
  • β-カロテン 0.34mg
  • 植物性乳酸菌 1億個
  • ヒト由来乳酸菌 1億個

参考価格(税込)

1,500円(30日分120粒入り)

1日当たりの価格

50円

推奨期間

妊活中~授乳

武内製薬 mamacharm 葉酸サプリメント

https://item.rakuten.co.jp/virginbeautyshop/mmch-012/

葉酸を500μg含むサプリです。ユーグレナやクロレラ、スピルリナなど、天然のスーパーフードが多く配合されています。

含有成分

(1日3粒当たり)

葉酸 500μg 等

参考価格(税込)

1,000円(30日分90粒入り)

1日当たりの価格

33円

推奨期間

妊活中~妊娠

まとめ

妊娠中から授乳期にかけては葉酸の摂取が欠かせません。特に妊娠1ヶ月前から3ヶ月後までは、神経管閉鎖障害の予防のために特に葉酸が必要な時期です。厚生労働省は、この時期のサプリメントからの葉酸摂取を推奨しています。

サプリメントには葉酸のみが含まれるもの、他のビタミン・ミネラルも配合されたもの、野菜や美容成分なども摂取できるものなどさまざまな商品があります。サプリメントを上手に活用し、妊娠中の栄養補給や健康維持に役立てましょう。

参考

1) 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)

2)厚生労働省「e-ヘルスネット 葉酸とサプリメント ‐神経管閉鎖障害のリスク低減に対する効果

3)厚生労働省「妊娠前からはじめる妊産婦のための食生活指針~妊娠前から、健康なからだづくりを~

4)日本二分脊椎症協会「二分脊椎症について

5)厚生労働省「神経管閉鎖障害の発症リスク低減のための妊娠可能な年齢の女性等に対する葉酸の摂取に係る適切な情報提供の推進について

6)水上尚典「葉酸摂取のすすめ」日本補完代替医療学会誌,6(2),53-57 (2009)

7)厚生労働省「令和元年国民健康・栄養調査結果の概要

8)厚生労働省「国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基本的な方針

9)文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)

10)食品安全委員会「ビタミンAの過剰摂取による影響

11)東京都福祉保健局「食品衛生の窓 食品添加物の使用基準と成分規格

12)東京都福祉保健局「食品衛生の窓 食品の表示制度

三樹彩夏
【監修】管理栄養士

三樹彩夏

小児科・内科クリニックに勤務後、2020年にフリーランスに転身。「健康的な生活を当たり前にする」をモットーに、ダイエットサポートやライター業を通して食の大切さを伝えている。

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