妊娠中毒症になりやすい? │ 高齢出産の不安

妊娠中毒症とは妊娠中に血圧が高くなったり、おしっこに蛋白が出たり、全身がむくむ病気のことをいいます。特にきにして欲しいのが、高血圧です。これは妊娠する前から気をつけてください。重度の妊娠中毒症になると、胎盤の早期剥離や子宮内胎児発育遅延、腎障害、脳出血、全身にけいれんを起こす子癇などにいたることがあり、早産、死産の原因になるだけでなく母体そのものの命にも関わります。

この妊娠中毒症は妊娠してから30週目の妊婦の約10%程度に症状が現れます。高齢出産と言われる35歳以上になると約15%前後というデータもあるようです。この妊娠中毒症がひどくなると、有効な治療方法がないため、出産が帝王切開もしくは分娩を誘発する薬剤でお産を行うことになります。

妊娠中毒症の原因ははっきりわかっておりません。妊娠中の母体の変化や、胎児の成長に対して自分の体がうまく対応しきれないのが問題だと考えられております。肥満体質の人、さらに高血圧や糖尿病家計の方は十分に注意をしてください。睡眠を十分にとり、塩分控えめの低脂肪高たんぱく質食品を食べ、適度に運動することが重要です。