子宮筋腫は大丈夫? │ 高齢出産の不安
婦人科検診などで、多くの女性が子宮筋腫があると言われます。35歳以上になると約20%。40歳以上になるとその確率は更にあがり、約25%とも言われています。子宮筋腫は子宮の平滑筋の中にこぶのような塊ができる、良性の腫瘍と言われていますが、この腫瘍ができる原因はまだはっきりと解明されていません。ただ、この子宮筋腫の発育には月経を起こすエストロゲンが影響していると考えられています。仕事のストレスや食生活の乱れにより、エストロゲンが過剰に分泌されるという説もあります。子宝に恵まれると、妊娠5ヶ月ぐらいで腫瘍が大きく育ってしまうケースがありますが、これは妊娠中にエストロゲンを多く分泌するようになるからです。
子宮筋腫が不妊や流産の原因になったり、安産の妨げになるような話もありますが、実際に手術まで至っている人はそれほど多くないようです。重い生理痛による月経困難症や貧血などの合併症がひどく、通常の生活に支障がでるようであれば手術は有効かもしれません。ただ、このような症状がほとんどない場合は、子宮筋腫があるからといって、妊娠・出産を無事に済ませている人は多いです。また、出産後に子宮筋腫が小さくなったり、消えてしまったという女性の声もあるようです。