とにかく子宮は温めて

女性の不妊のうちに原因がわからない不妊においては、卵管采の平滑筋がけいれんや弛緩して機能を低下させてしまい、卵子をうまく捕獲できないことがあります。これは卵管平滑筋の動きが悪くなると、血管が圧迫され、血流が低下した結果として子宮内膜が分泌期に発育しないといった着床障害が考えられます。

このようなことからも血流の改善こそが卵巣の機能を活性化させ、子宮内膜をあつくさせるためには不可欠であると考えられます。

血流量を減少させる原因はストレスです。ストレスはエネルギーの停滞を生む厄介なものであり、とくに不妊症においてのストレスは、うっ血の増大や末梢循環を減少させて冷えをひどくする元凶となっています。冷えがお血を生じて、子宮・卵巣・卵管の血液量を減少させると、おのずと卵胞の発育成熟も遅れて無排卵になり、あわせて子宮頚管粘液の分泌機能に障害をきたします。もちろん、子宮内膜そのものにも悪影響は考えられます。子宮頸管の閉塞やむくみが生じて、受精や着床障害になってしまうことも考えられます。

とにかく妊娠にとって「冷え」は最大の的です。昔の人の言葉には「妊婦は真夏でも田んぼにいれるな」という言葉があります。いかに水でも子宮を冷やすことはよくないと戒めた言葉です。

マタニティー雑誌などにマタニティー・スイミングの薦めがありますが、不妊治療で妊娠された方には避けた方がいいでしょう。

冷えが進んでいる可能性がある方は鍼灸治療などで血液を豊富にして「冷え」を解消させるのも1つの重要な手当です。

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